ウェブサイト(ホームページ)を作成したら、忘れずに登録しておきたいのがGoogleアナリティクスと呼ばれる無料のアクセス解析サービスです。
無料で便利なアクセス解析ツールではあるものの、初心者にとっては何をどうやって見たらいいのか、未知の世界ですよね。
今回は、初心者がチェックするべきポイントを5つ絞って、ページの見方を解説します。
【1】訪問者数/ユーザー数
サイドバー【ユーザー】→【概要】→【ユーザーサマリー】
1日・1週間・1ヶ月など期間別で、どれくらいの人が自分のウェブサイトを訪問しているかがわかります。
右上のカレンダーツールでデータを確認したい期間を設定します。
画面の下の方を見ていくと、設定期間中にウェブサイトを見てくれているユーザーの数や、訪問数がわかります。
毎月計測して、着実に増えていたら嬉しいですよね。逆にユーザーやセッションが一向に増えていなかったら、ブログの更新頻度を増やしたり、コンテンツを改良するなど、対策を考える必要があります。
他の用語も知りたい!
ユーザー | サイトを訪れた人数 |
---|---|
新規ユーザー | サイトを初めて訪問したユーザー数 |
セッション | サイトの訪問数 |
ユーザーあたりのセッション数 | ユーザー1人あたりの訪問数(頻度) |
ページビュー数 | サイト内で見られたページ数 |
ページ/セッション | ページビュー ÷ セッション(訪問)数 |
平均セッション時間 | ユーザーがサイトに滞在した時間 |
直帰率 | ユーザーがサイトの1ページだけ見て離脱した% |
「セッション」は訪問数のことで、一人のユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連を「1」と数えます。例えば、同じ人が設定した期間中に2回訪問した場合は、セッション数は「2」とカウントされます。
一方で「ユーザー」はサイトを訪問した人数のことで、たとえ一人で何ページも見てくれていたとしても人単位なので「1」としてカウントされます。
【2】PV(ページビュー)数
サイドバー【行動】→【概要】→【サマリー】
「ユーザーサマリー」の部分でも出てきましたが、ページビュー(PV)数も重要なチェックポイントの1つです。
ページビューとは、ウェブサイトの中で見られたページ数のことです。例えば一人のユーザーがウェブサイト内の3ページを見てくれた場合、ページビュー数は3とカウントされます。
このページビュー数が、ウェブサイトがどれくらい閲覧されているかを測る一般的な指標になります。
自分のウェブサイトの月間PV数はどれくらいなのかを把握しておくといいでしょう。
他の用語も知りたい!
ページビュー数 | サイト内で見られたページ数 |
---|---|
ページ別訪問数 | 1つのページに対する訪問回数 |
平均ページ滞在時間 | 1回の訪問の中でのページ滞在時間の平均 |
直帰率 | ユーザーがサイトの1ページだけ見て離脱した% |
離脱率 | ユーザーがサイトを離脱したページの割合 |
ページ別訪問数とは、一人のユーザーがサイトを訪問して離脱するまでの一連の流れの中で、ページを閲覧した回数のことです。
つまり一人のユーザーが1回の訪問(セッション)で、同じページを2回見ていたとしても「1」とカウントされます。同じ条件でもページビュー数は「2」とカウントされます。
ページビュー数よりページ別訪問数が少なくなるのは上記のカウントルールが影響しています。
「平均ページ滞在時間」で各ページごとの滞在時間を知りたい方は、【行動】→【サイトコンテンツ】→【ディレクトリ】から見ることができます。どの記事が長い時間をかけて読まれているのかをチェックできます。
「直帰率」とはユーザーがサイトの1ページを訪問して、サイト内の別のページを見ることなく離脱してしまった割合を表します。
一方で「離脱率」とは、訪問(セッション)の最後のページになった割合のことで、名前の通りサイトからユーザーが離脱したページの割合です。
直帰率は、1ページしか見ずに離脱/直帰した場合のみをカウントしますが、離脱率は直帰も含め、他のページを見た上で最終的に離脱したページも含まれた割合で計算されています。
【3】使用したデバイス
サイドバー【ユーザー】→【モバイル】→【概要】→【サマリー】
ユーザーがどのデバイスを使って自分のウェブサイトを見ているのかを知ることで、どのデバイスに合わせて見やすいサイトを作れば効果的なのかがわかります。
desktop | パソコンを使用して見ている |
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mobile | 携帯・スマホを使用して見ている |
tablet | タブレット端末を使用して見ている |
例えば「mobile」を使用してサイトを見ているユーザーが圧倒的に多い場合、いくらパソコンで見てかっこいいサイトを作っても、スマホで見づらいデザインだったら全く意味がありません。
ユーザーに合わせてサイトのデザインを工夫するようにしましょう。
【4】どうやってサイトに来たのか
サイドバー【集客】→【すべてのトラフィック】→【チャネル】
ユーザーがどんな方法で自分のサイトを見つけて訪問してくれたのかを調べることができます。
Organic Search | Googleなどの検索結果から来た |
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Direct | お気に入り登録や直接のURL入力で訪れた |
Social | ソーシャルメディア(SNSなど)から来た |
Referral | 他のサイトからのリンク(紹介など)から来た |
Paid Search | リスティング広告からの流入 |
Display | バナー広告からの流入 |
Organic Searchが多い場合は、Googleで知りたい情報をキーワード検索してたどり着いた人が多いということ。
Directが多い場合は、お気に入り登録してくれている人が多かったり、配った名刺などから訪れている人が多い可能性があります。
Socialが多い場合は、TwitterやインスタなどのSNSの影響力が強いのかもしれません。
【5】最初に見られた(入口)ページ
サイドバー【行動】⇒【サイトコンテンツ】→【ランディングページ】
最後に、サイトを最初に訪問する時に閲覧したページ(=ランディングページ)をチェックしましょう。
どのページから自分のサイトを訪問してくれたのかを把握し、入口になっているページをどんどん改善していくことで、さらに質の高いサイトになっていくでしょう。
まとめ
以上、今回はウェブサイトを作成したら絶対に導入しておきたい「Googleアナリティクス」の使い方・チェックしたい5つのポイントご紹介しました。
初心者は慣れるまで大変かもしれませんが、集客用にウェブサイトを活用させるために、導入はマストですよ。
ちなみに「ララクリップ」のホームページ制作サポートでは、初心者にもわかりやすくマンツーマンでアナリティクスの使い方を教えます!