近年グローバル化が進み、日本国内での英語の必要性もだんだんと増えてきました。
その中でも「英会話」は、習い事ランキングTOP3以内に必ずランクインするほど注目されています。
フリーランスとして独立して働いているあなたも、一度は「英語が話せたら・・・」と意識したことがあるのではないでしょうか?
今回は、そんなフリーランスの方におすすめしたい留学。この留学費用をかしこく経費にしながら、自分のスキルアップに繋げる方法をシェアしたいと思います。
【1】フリーランス(個人事業主)の経費とは?
経費とは「事業を行うために使用した費用」のこと。
- 家で仕事をしている方は家賃の何%分
- 事務所スペースを借りている方は家賃全額
- 職場に通っている方は電車やバスなどの交通費
- 仕事に関する打ち合わせで使ったカフェでの飲食代
- 仕事で出張した際の交通費や宿泊代
などなど、事業・仕事に関係している出費であれば経費にすることができます。
【2】留学費用は経費になる?
続いて本題です。語学留学の費用は果たして経費になるのか、その答えは上でも説明したように “事業・仕事に直結するのであれば” 経費にすることができます。
「こういう理由で自分の仕事に英語が必要なんです」ということをしっかり筋道を立てて説明できれば、問題ないでしょう。
【3】留学費用のうち、どこまでが経費?
とは言っても、留学費用をそのまま全額経費にできるかというとそうではありません。
例えば、学費や航空券代などは比較的経費として納得ができますが、現地での滞在費や食費、交際費はどうなるのでしょうか?
航空券代:OK
仕事に直結する留学であれば、【旅費交通費】として全額経費にすることができます。
語学学校の学費:OK
留学費用のメインである語学学校の学費は【研修費】として経費にすることができます。
現地での交通費:要注意
学校に通うための交通費(バス代、電車代)などは【旅費交通費】として経費にすることもできますが、学校以外のプライベートで使った交通費は経費にはできません。
滞在費:要注意
ホームステイなど英語や文化を学ぶための滞在方法なら、【研修費】として学費と一緒に経費にすることができるでしょう。しかし、ホテル滞在やゲストハウス滞在の場合、「ここに泊まることが仕事に関係しているか」を説明できることが条件となります。
例えば、WEB業界の方なら、空いた時間を使ってパソコンで仕事をするため、ネット環境が良く集中できるホテルに滞在したと言えば「たしかに」と納得ができますよね。
食費 / 交際費:NG
プライベートな食費や交際費に関しては基本的には経費にすることはできません。
ただし、ライターやカメラマンとして現地での”仕事の”打ち合わせとして飲食店での支払をした場合は【接待費】として経費にすることができます。
お土産代:NG
お土産代は基本的に個人的なものになるので、経費にはできません。
ただし、英語習得や今後の仕事で必要な英語の書籍代などは【新聞図書代】として経費にすることができます。
現地での旅行代:NG
留学の合間に友達と一緒に現地発着の旅行に行った場合も基本的に経費にはできません。
ただし、取材や撮影といった名目でプライベートよりも仕事目的の割合の方が明らかに大きい場合は【旅費交通費】として経費にできるかもしれません。
時と場合、業種によって一概には言えません
もちろん、これは一例に過ぎず、業種によってはいくら「仕事」と言い張っても理にかなわなければ経費にすることはできません。どうしても心配、詳しく知りたい方は一度税理士さんに相談(⇒税理士ドットコム)してみて下さい!(※当サイトのみの情報から生じたトラブルの責任は負いかねます。)
【4】留学期間の目安は2週間~3ヶ月
最後に、留学費用を経費にすると仮定した場合、留学の期間はどれくらいが目安となるのでしょうか?
仕事の一環として行くわけですから、3ヶ月以上の滞在は本業に支障をきたすという意味で難しいかな、と思います。
ウェブ関係のお仕事をしている方なら、ネット環境さえあれば、海外でも仕事ができるので、1~3ヶ月の留学でも筋が通るかもしれません。
一方でセラピストや飲食業など、現地で本業ができない方は、2~3週間程度の留学で短期集中の方がおすすめです。
まとめ:経費であり自己投資にもなるフリーランス留学
以上、今回はフリーランスが留学費用を経費にしながら、仕事のためにスキルアップする方法をシェアしました。
今後日本で働く人にとっても、英語は必須の世の中になっていくでしょう。
特にフリーランスとして一人で動いている人ほど、英語が話せることで仕事の幅が広がることは間違いなし!
事業のための自己投資として、留学を通してスキルアップを目指しましょう。