「好きなことで成功できるほど世の中は甘くない」
一昔前はよく聞くセリフでしたよね。
好きなことを仕事にしたいと思いつつも、会社を辞めるまで覚悟ができないサラリーマンや、たった一度や二度の挫折で諦めた方からよく聞く言葉です。
しかし現代社会では起業というものがより身近になり、会社に所属するだけでなく、個人事業主としてフリーで仕事をとったり、会社を立ち上げて自分が経営者になるという選択肢ができました。
そんな現代社会において、何年もビジネスを続けられているフリーランスや経営者のスタイルには共通点があると感じます。
今回は、自分自身が独立して感じたフリーランスとして続けていくための考え方について。
「好きなことで成功できるほど世の中は甘くない」→「好きなこと以外で成功できるほど世の中は甘くない」という考えについてシェアしたいと思います。
好きなこと以外で成功できるほど今の世の中は甘くない
「好きなこと以外で成功できるほど甘くない」というフレーズは、実はメンタリストのDAIGOさんのYOUTUBEでたまたま聞いたフレーズだったのですが、フリーランスとして独立して働く上で、確かにその通りだな、と思いました。
成功の定義は人によって様々ですが、私の中でフリーランスとしての成功は下の5つを満たしている状態を考えています。
- 自分のスキルや経験でしっかり利益を出せる
- 収入コントロールができている(ギャンブル的な稼ぎ方じゃない)
- 休みがしっかりとれている(疲れがとれている)
- 仕事にやりがいを感じる(大変なことがあっても)
- 10年以上ビジネスを継続できている
この5つに当てはまっている人を成功例として目指しています。
で、実際に起業して3年以上経ちますが、やっぱり好きなことじゃなかったら、とっくに挫折してしまっていたかも。と思うことが多いんです。
確実にお金(給料)がもらえる雇われ人だったら、むしろ好きじゃないことでも我慢して続けられるかもしれません。
でも、個人事業主や中小企業のフリーランスというのは、安定した利益が出るまでは時間や労力を惜しまずサービスや商品の改善や確立に注がなくてはなりません。
休み返上で勉強しなければならないことがたくさんあるんです。対応しなきゃいけないことが次から次へと出てくるんです。逆に好きじゃないことにここまで労力を費やすことの方がよっぽどきついですよ。
以下、好きなことだからこそ成功する理由を3つあげて考えをシェアしていきます。
【1】好きだからこそ自社サービスを愛せる
まず第一に、フリーランスに限らず成功している企業やサービスの創業者やトップは、100%自社サービスを愛しています。情熱を注いでいます。
むしろ創業者や経営者が自社サービスの1番のファンであり、世界中が敵になっても自分だけは味方でいる、そんな愛情を持っている人が多いのです。
好きだからこそ自信を持って「いいもの」だと言える。もしくは好きなことに関係しているものだから愛し続けられる。そういう気持ちでサービスや商品を売ることで、愛情や情熱が伝わり、多くのファンを作り、人々から愛され続けるのです。
【2】好きだからこそ勉強が苦じゃない
成功するためには、たくさんの勉強が必要です。
勉強というのは単純に机に向かってノートを埋め尽くすだけのものではありません。経験や挑戦から学ぶこと、人生の先輩たちからのアドバイス、サービスや商品が売れるための仕組み、集客や宣伝のやり方、全てが勉強ですよね。
特に個人事業主や中小企業の代表であるフリーランスは、最初から人を雇うのではなく、自分自身でこなさなければならないこともたくさん。
この努力・労力は、自社サービスに対する愛が根底にあるからこそ費やせるものです。
ただ「儲かりそうだから」「周りもやってるから」という理由で始めたビジネスでは、勉強を続けていくことがいずれ苦になってしまうでしょう。
【3】好きだからこそ時間を費やせる
最後に「成功する」という定義は人それぞれではあるものの、ある程度自分が満足できるフリーランスライフを送るまでは時間がかかります。
3年で実現できる人もいれば、10年たっても不安定な状態の人もいるかもしれません。5年目でやむなく閉業してしまう人もいるでしょう。こればかりはやってみるまでは誰にもわかりません。
収入面・精神面・体力面で余裕のある自由な働き方ができるようになるまでは、ひたすら時間を費やして、どうしたらもっと良くなるのか、どうしたら問題を乗り越えられるのかを考え抜くことが大切。
好きなことだからこそ、夢中になって考えられる。時間を費やしているのが苦じゃない、むしろ楽しくてたまらない、こんな風に思えたら強いですね。
まとめ:自分が好きじゃないもの、人に勧められますか?
以上、今回は「好きなこと以外で成功できるほど世の中は甘くない」ということについて、フリーランスとして私なりの考えをシェアさせていただきました。
フリーランスとして独立したということは、自分自身の能力や経験を活かして作り出したサービスや商品を売って利益を得る働き方を選んだということ。
このサービスや商品を好きじゃなかったら、愛情を持てていなかったら、それは間違いなく売れません。
だって、自分が好きじゃないものを大事な人に勧められますか?買ってくれと言えますか?
興味がないものでも上司に言われるがままに一生懸命売ってお金をもらうのは、雇われている人がやること。
現代はネットの普及も伴い、情報が溢れかえっています。必要なものは当たり前に手に入る時代。興味のないものを何も考えずに売って利益を出せるほど、今の世の中は甘くないのです。
フリーランスの方々、これからフリーランスを目指している方の参考になれば幸いです^^