フリーランスで頑張る女性のみなさん、頭痛に悩まされることありませんか?
痛みが出るということは、体が何らかのサインを出しているということです。
今回は、女性にありがちな2つのタイプの頭痛「緊張性頭痛」と「偏頭痛」について。それぞれの頭痛のタイプをしっかり理解して対処するための方法をご紹介します。
姿勢調整とリラクゼーションを兼ね備えたトリートメントと、ライフスタイルの提案が売りの『B&S style』。代表メグミさんからは、施術だけでなく健康的な体づくりをするためのライフスタイルのアドバイスもいただいています。
ララクリップではメグミさん監修のもと、私みたいな健康に悩みを抱えるアラサーフリーランス女性のための健康コラム記事を定期的に発信していきたいと思います。
緊張性頭痛
「緊張性頭痛(きんちょうせいずつう)」は、頭痛の中でもっとも頻繁に起こると言われています。実際に、頭痛の7割がこの緊張性頭痛であるデータも出ています。
緊張性頭痛は肩や首の緊張からくる頭痛です。脳に行くまでの筋肉が硬くなって、酸欠のような状態になってしまうのです。
以下のような症状が出たら緊張性頭痛の可能性が高いです。
- 後頭部・首筋の両側がズキズキ痛む
- ギリギリと頭をしめつける痛み
- 頭が張ったような痛み
- 指圧や入浴でラクになる
- 休養や睡眠でラクになる
- 肩がこりやすい
- 運動不足
- パソコンに長時間向かっている
- 目が疲れやすい
- 考え過ぎてしまうことがある
- 緊張しやすい
対策例
緊張性頭痛の対策・対応策を見ていきましょう。
パソコンやスマホの画面を見ないようにする
普段、パソコンやスマホをずっと見ている方の多くが緊張性頭痛を発症しています。
仕事がら、パソコンやスマホを手放せない方も多いかもしれません。
でも、緊張性頭痛を治すためにもっとも重要なことは、画面を見ずに目を休めること。眼精疲労からくる頭痛でもあるので、痛みがきたら体からのサインだと思って休みましょう。
ここで1番やってはいけないのが頭痛薬を飲むこと。会議前やどうしてもハズせない仕事以外は、薬を飲まずに休むのが第一です。
薬で一時的に痛みを抑えても、体に鞭を打っていることには変わりありません。自然治癒力を高めるためにも、リラックスしたり睡眠をとったりすることを第一に考えましょう。
頭や首を温めてみる
緊張性頭痛の場合は、首や肩の筋肉が緊張していることによって起こっているので、温めるのが効果的です。
ホットタオルなどを使って、頭や首を温めると頭痛が和らぐでしょう。
湯船につかる
沖縄では湯船を使わずシャワーの人が多いですが、緊張性頭痛を発症した時は湯船につかるのがおすすめです。
体と首回りをしっかり温めることで、リラックス効果と頭痛緩和に効果的です。
アロマでリラックス
リラックス効果の高いものとしてアロマを使うのも良いでしょう。
加湿器にアロマオイルを混ぜたり、お風呂に混ぜてみたりして活用しましょう。
偏頭痛/片頭痛
続いて、こちらも女性に多い偏頭痛/片頭痛(へんずつう)です。
偏頭痛は脳の血管が拡がって、血流が良くなりすぎている状態です。緊張性頭痛とは全く対処法が異なるので注意しましょう。
- こめかみから目のあたりがズキズキ痛む
- 頭痛以外に吐き気や嘔吐も
- 頭痛と一緒にめまいもある
- 寝すぎた後に痛む
- 気圧の変化で起こる
- 仕事でストレスがたまっている
- 寝不足または寝すぎている
- 気圧や気候の変化に敏感
対策例
偏頭痛/片頭痛の対策・対応策を見ていきましょう。
温めたら逆効果、冷やすといい
緊張性頭痛は筋肉が緊張状態なので温めるといいですが、偏頭痛/片頭痛の場合は温めると血管がさらに拡張して痛みが増してしまいます。
入浴やマッサージは避け、冷たいタオルを痛む場所に当てるなどが効果的です。
冷やす言っても、急激な温度変化で痛みが悪化する可能性もあるので、タオルを当てつつ安静にしているのが一番の薬です。
バランスボールや片足立ちなど下半身にエネルギーを送る
動けないほどの痛みではないなら、下半身にエネルギーを送る運動が効果的です。
バランスボールや片足立ちなど、家で簡単にできる動きで、痛みを緩和できるかもしれません。
手首足首などの末端を回してみる
脳の血管が拡がっているので、手首や足首などの末端を回したり軽くストレッチして、体全体への血の巡りを良くするのも効果的です。
まとめ
以上、今回は女性にありがちな2種類の頭痛について、原因と対処法をご紹介しました。
緊張性頭痛 | 偏頭痛/片頭痛 | |
---|---|---|
状態 | 筋肉の緊張 | 血管の広がり |
痛み | 後頭部・首筋の両側 ズキズキ痛む しめつけられる痛み |
こめかみから目のあたり 吐き気や嘔吐を伴う めまいを伴う |
原因 | パソコン長時間作業 考え過ぎ 目の疲れ |
寝すぎ 気圧の変化 強いストレスからの解放 |
対策 | 温める 睡眠をとる |
冷やす 下半身を動かす |
私自身、パソコンを使って仕事を始めてから、定期的に頭痛に苦しむようになりました。
疲れがたまる夕方〜夜には緊張性頭痛、休みの日に寝すぎてしまった朝には偏頭痛を感じることがよくあります。
今までは偏頭痛なのにマッサージに行ってしまったり、緊張性頭痛なのに休まずに働き続けたりしていました。
今後は、2つの頭痛をしっかり分けて認識して、体と向き合っていこうと思います。まずは体のサインを受け止めて、しっかり休むこと。これに尽きますね。