起業する女性、増えてきましたね。
女性がバリバリ働く時代ですから、起業してビジネスを展開する女性が増えるというのも理解できます。
最近では「起業女子」という言葉もよく聞くようになってきました。「キラキラ起業女子」なんて呼ばれ方もしていますね。
でも、「キラキラ起業女子」と呼ばれている人たちの中には、それって起業家としてちょっと違うんじゃないか?と思ってしまうことが結構あります。
ということで今回はちょっと辛口持論!キラキラ起業女子(特にフリーランス)の特徴で、私が非常に疑問に感じてしまうことを5つあげてみたいと思います。
【1】みんなで稼ごう系の発言
「みんなで稼ごう!」「みんなで頑張ろう!」「みんなでハッピーになろう!」という言葉は、個人的にフリーランスとして疑問や警戒を感じてしまいます。
もちろん一人きりで全てをやろうとするのは無理なことなので、足りないところを補ったり、アドバイスをし合うのはとても良いことだと思います。
でも、最初から誰かに頼る気満々の態度はあまり好きではありません。起業してビジネスを立ち上げるということは、自己決断や自己責任の連続です。「みんなで」ではなく、自分一人で乗り越えなくてはいけないことが山ほどあるんです。
これはネットワークビジネスの勧誘でもとてもよく聞くフレーズです。私自身、一時期怖いくらいネットワークの勧誘を受けていた時期があるので、ちょっとしたトラウマもあるのかもしれません。汗
【2】やたらホテルラウンジのお茶会に行く
起業女子会という名のホテルラウンジやおしゃれカフェでのお茶会、たくさん開催されていますよね。
もちろん女性起業家のつながりを作ったり、優雅な空間で気分を盛り上げるため、という目的なら個人の判断で全く問題ないと思います。
でも、実際にホテルラウンジでの起業女子会に参加したけど、ただのおしゃべりで何も得られなかった、というお話もよく聞くんですよね。
お茶会に行ってみること自体は問題ないですが、得られるものがないと思ったら懲りずに何度も行くのはやめましょう。
それよりも実践的な勉強会やセミナーにお金と時間を使った方が、得られるものは大きいでしょう。
【3】ビジネスブログに日記を書く
ネット集客やウェブマーケティング関係の仕事がら、どうしても違和感があるのがビジネスブログに堂々と日記を書く起業女子の方々。
フリーランスとしてビジネスの宣伝をするブログを立ち上げたなら、ビジネスブログ=日記になってしまうことが1番のタブーです。
お決まりなのが「今日は・・・」というなんともパッとしないタイトルから始まり、「今日は友達と化粧品を買いに行きました!」「今日は子どもの運動会でした!」という誰も得しない情報。
これを見てお客さんになってくれるのは相当近い友達や家族、もしくは自分との人生・生活の共通点があまりにも多すぎて運命を感じたパターンくらいでしょうか。
日記を書いてお客さんから喜ばれるのは芸能人レベルで知名度が高い人たちです。いくら美人でも無名のフリーランスが自撮り写真やプライベート日記ばかり書いていても絶対に成果は出ません。
起業したばかりで無名のフリーランスなら、お客さんになるかもしれない人(ブログを見ている人)に役立つ情報を第一に考えた記事をブログにアップしていくこと。これがビジネスブログの基本です。
【4】必死な人脈作り
起業家として人脈作りはもちろん大切なことです。でも、人脈作りだけが全てではないですし、人脈だけに頼ってしまうのも非常に危険です。
そもそも人脈というのは作ろうとしてできるものではなく、誠実なビジネスへの姿勢や、仕事の実績、時間をかけた信頼関係の上に成り立つものだと思います。
1度や2度、交流会で会った方や、業界で有名な方に必死に話しかけて、名刺交換やSNSの交換をしただけで「人脈が増えた♡」と満足しているのはちょっと違うんじゃないかな、と感じます。
ただ単純に知り合いが多い、顔が広いでは意味がありません。質の良い人脈を広げることで、レベルの高い起業家に囲まれるようになれたら嬉しいですよね。
この人と繋がりたいと思った相手には誠意のある行動で示しましょう。
直接会いに行って話を聞いたり、聞いてもらったり、その人の役に立つことや喜ぶことを心を込めて行っていれば、気持ちや誠意が伝わり、大きな信頼と簡単には切れない人脈を手に入れることができるでしょう。
【5】”成功の法則”に頼る
最後に「みんなで稼ごう!」に共通する点もあるかもしれませんが、「これをやれば成功するよ」など王道の起業成功のハウツー本に書いてあるような”法則”を、言われた通りにやる、これも非常に謎。
ビジネスの内容もターゲットも違うのに、誰でも成功できる法則なんて、そんな魔法みたいな話ないですよ。
そもそも全く同じことしてたら、独自性がなくなって差別化もできません。それよりも自分自身でアイディアや仕組みを生み出していく方がよっぽど起業家として良い経験になるのではないでしょうか。
もちろん起業の大先輩からの成功例を参考にすることはとても大切です。学ぶことがたくさんあります。
でも、その成功の法則をそのまま自分もやれば成功できる、という安易な考えは捨てましょう。
利益を生み出す仕組みを作り出して、起業家として成功するには、人並みならぬ努力や試行錯誤、そして何よりも自分との闘いが必要なのです。
まとめ
以上、起業してフリーランスとして働く女性として、私が個人的に疑問に感じてしまうキラキラ起業女子の特徴でした。
偉そうにすみません(汗)もちろん今回挙げた5つの特徴は必ずしも悪いことばかりではないと思いますが、少なくとも自分はこうはなりたくないなーと傍観してしまうのは正直なところです。
共感・反感ともにあるかもしれませんが、なんらかの気づきや参考になれば幸いです!