セミナー動画やスライド動画教材などを作成して限定で配信したいと思っている個人起業家・フリーランスのあなたへ。
今回は、Vimeoという動画共有サービスを使ってアップロードした動画を、会員制サイトや会員限定ページに埋め込みする方法についてご紹介します。
ちなみに今回はVimeoの中で、商用利用に最も適したPROプラン(月額2,000円)を利用している場合の設定項目になります。
動画をアップロードする
まずはVimeoのアカウントにログインして、右上の「+新しい動画」という青いボタンをクリックします。画面が切り替わったらアップロードしたい動画を選択します。
アップロードと同時にプライバシーの設定もできるのが便利ですね。プライバシーの設定内容は次項で詳しくお話しします。後から変更できるので、ここでは何を選んでも構いません。
Vimeoはスマホアプリとも連動させることができるので、スマホで撮った動画をアップロードしたい場合は、アプリからアップロードしましょう。
アップロードは比較的スムーズに終了しますが、その後の動画の処理に少し時間がかかります。複数の動画を同時アップロードする場合も、処理はアップロードした順番に1つ1つ行っていきます。
時間に余裕を持って、他の作業をしながら気長に待ちましょう。
処理をしている間に、できるのがタイトル(必須)・概要・サムネイル画像の設定です。タイトルや概要などを処理中の時間を使って書いておきましょう。
変更が終わったら必ず「保存ボタン」を押しましょう。
動画のプライバシー設定を行う
処理中・もしくは処理が終わった後に行うのがプライバシーの設定です。左側の「一般」メニューの中の【プライバシー】という項目から変更できます。
「誰が視聴することができますか?」の設定
まず最初に設定するプライバシー項目は視聴できる人の限定を行うかどうか。
会員制サイトなどの限定公開をしたい場合は、「誰が視聴できますか?」の質問項目に以下の2つのどちらかを選ぶことをおすすめします。
- 非公開
- パスワードを持っている人
「非公開」にすると下にURLリンクが発行されるので、このリンクを会員制サイトに埋め込めば、会員サイトから誰でも動画が見られる設定になります。「パスワードを持っている人」の場合は、動画を見るために入力するパスワードを設定します。
「どこに動画の埋め込みを許可しますか?」の設定
こちらは動画を埋め込みしようとした時の許可範囲の設定です。会員制サイトの場合は【特定のドメイン】を選びましょう。
「特定のドメイン」を選んだら、その下にドメインを入力します。(ララクリップの場合は「la-la-clip.com」の部分です)入力したら【+】ボタンを押すと、ドメインが下に追加されます。
複数の会員サイトに埋め込みたい場合は、特定のドメインを複数設定しておきましょう。
「誰がコメントできますか?」の設定
次にコメントの許可設定です。会員の方に自由にさせたければ「全員」、コメントをさせたくなければ「誰もできない」を選びましょう。
動画のダウンロード許可
動画をダウンロードすることで、視聴者はオフライン環境でも見ることができます。会員制サイトへの埋め込みの場合は、ダウンロード許可はOFFで良いかと思います。
コレクションへの追加の許可
一般公開しない動画に関しては「コレクションへの追加の許可」もOFFにしておきましょう。
全ての変更が終わったら必ず「保存ボタン」を押しましょう。
動画の埋め込み設定を行う

プライバシーの設定が終わったら、次は【埋め込み】設定で変更できる内容を項目ごとに見ていきましょう。
再生バー | ONにすると、動画下部に再生バーが表示されます。 |
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音量 | ONにすると、視聴者が自由に音量を調整できます。 |
スピードコントロール | ONにすると、視聴者が自由に再生速度を変更できます。※ |
全画面 | ONにすると、全画面表示に切り替えるボタンが表示されます。 |
いいね | 画面上にハートマークの「いいね」ボタンが表示 |
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後で見る | 画面上に時計マークの「後で見る」ボタンが表示 |
共有 | 画面上に飛行機マークの「共有」ボタンが表示 |
埋め込み | プライバシー設定で埋め込み許可をしていなければ表示されません |
プロフィール画像 | Vimeoに登録したプロフィール画像が表示 |
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タイトル | 動画のタイトルが表示 |
投稿者 | 動画の投稿者(Vimeoのアカウント名)の名前が表示 |
ユーザーが選べるようにする | ユーザーが選択できる |
カスタムカラー | 動画再生画面に表示されるパーツカラーの変更ができる |
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Vimeoのロゴを表示する | Vimeoのロゴを表示するか削除するか |
カスタムロゴを表示する | オリジナルのロゴをアップロードして右下に表示できる |
全ての変更が終わったら必ず「保存ボタン」を押しましょう。
動画にチャプターをつける

続いて、30分・1時間以上の動画教材やセミナー動画をアップロードする方におすすめの設定が「チャプター」項目です。動画の中に目次機能を追加することができます。
動画の内容が切り替わるタイミングなどでチャプターをつけることによって、視聴者が自分の見たい部分に一発でジャンプできるので、動画視聴の満足度が一気に上がるでしょう。

左側の「インタラクションツール」メニューの中の【チャプター】という項目を選びます。ここで動画を見ながらチャプターを入れたい箇所の時間(何分何秒)と、チャプターのタイトルを50文字以内で入力します。
チャプターを追加すると動画の再生バーに点がついて、視聴者は特定箇所に一発でジャンプが可能。さらに、右下のチャプターアイコンをクリックすると、目次のようにチャプター一覧が表示されます。
全ての変更が終わったら必ず「保存ボタン」を押しましょう。
動画の共有リンクをページに貼り付ける

最後に、動画の設定が全て終わったら、共有リンクをコピーします。
- 動画リンクをコピー
- レビューページのリンクをコピー
- ダウンロードリンクをコピー
- 埋め込みコードをコピー
会員サイトへの埋め込みは「動画リンクをコピー」または「埋め込みコードをコピー」して、そのままページに貼り付けしましょう。
「埋め込みコードをコピー」を選択すると、動画の横幅・縦幅を自由に調整できます。スマホ表示でも崩れることなく表示されます。
ちなみに、一度共有した後にVimeo側の設定を変更しても、動画リンクは同じなので、会員サイトのリンクを貼り直さなくても、そのまま変更が反映されるのがありがたい!
まとめ:会員サイトの動画はVimeoで一気にプロフェッショナルに!
今回は、Vimeoという動画共有サービスを使ってアップロードした動画を、会員制サイトや会員限定ページに埋め込みする方法についてご紹介しました。
会員サイトにアップロードするセミナー動画や、動画教材の場合は、Vimeoを使うことでオリジナリティやプロフェッショナルなイメージを与えることができます。
