沖縄で現在仕事をしている方も
これから沖縄に移住を考えている方も
沖縄での仕事ってどんなイメージがありますか?
- 給料が安い
- 残業が多い
- 勤務時間が長い
- 人間関係が大変
- 自営業が多い
- サービス業が多い
- 飲食業が多い
- シーズン限定の仕事が多い
沖縄出身の方、在住の方、移住したばかりの方から聞いた沖縄のリアルな仕事のイメージはこんな感じでした。
家事や育児をこなしながら頑張って働いている方、家計を支えるために掛け持ちで働いている方、本当に身を削って働いている方が多いですが、その割には給料が安かったり、拘束時間が長くて割に合わなそうだなーと思ってしまいます。
このように給料や待遇が割に合わないことから、仕事が続かない人も多く、転職を繰り返したりと悪循環になってしまいます。
私は、2年半前に沖縄に移住してきて、フリーランスの仕事と雇われバイトの両方を経験しました。その上で、沖縄ではフリーランス(個人事業主)の働き方の方が合っているのではないかと感じたので、その考えをシェアしたいと思います。
今の仕事のスタイルに疑問を感じている方、沖縄に移住してきてまだ仕事が見つかっていない方、是非参考にしてみて下さい!
沖縄の給料が安い理由
会社などによって事情も様々なので、もちろん一概には言えませんが、考えられる理由として以下の5つをあげてみます。
【1】観光やサービス業ばかりで、製造業が少ないなど産業の偏り
サービス業や観光業が多いため、業界が偏ってしまってます。そのため同じ業界での競争となってしまい、価格を下げたり他社とは違う価値をつけなくては企業は生き残れません。
その結果、削減しなければならないのは人件費。時給制でシフトに入れなかったり、給料が下がったりという現象が起きてしまいます。
【2】中小企業が多く、大企業のような好待遇ができない
沖縄は日本の都市部に比べて大企業が少なく、中小企業が多いです。
他県のように、陸繋がりであれば大企業に就職して通勤することもできますが、沖縄の場合は県外に住むしか方法がありません。
規模が小さい中小企業は、福利厚生やボーナスなどの好待遇もできず、所得も低くなってしまいます。
【3】低所得が当たり前だから、経営者も賃金をあげたがらない
このようにどこの会社も給料が安いとなると、もはやそれが当たり前(スタンダード)になってしまいます。
県外から来た人間にとっては安い給料も、沖縄しか知らない人にとっては普通なのです。
それでも、他県と比べて物価がものすごく安いというわけではないので、生活は厳しくなってしまいます。
【4】割に合わないという意識から、従業員が管理職になりたがらない
さらに、給料が安い上に拘束時間(労働時間)もやたら長かったりと、割に合わないという意識が大きいので、従業員はわざわざ管理職になりたいと思わなくなります。
多めの給料をもらってもたかが知れている、責任が大きく降りかかってくるよりは、今のままで十分、と感じる人が多いようです。
【5】給料よりも人間関係や条件で仕事を選ぶ人が多い
沖縄で楽しく豊かに生活するためには、人間関係が全てといっても過言ではありません。
お互いに助け合って、楽しく過ごそうという「ゆいまーる」精神はとても素敵ですが、その反面一度こじれた人間関係はなかなか修復ができません。
また、若くして子どもを産む人が多いので、子育てとのバランスが最重要。
給料が安くても、子どもがいる人に優しい環境・条件が優先になってしまいます。
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いかがでしたか?一度でも沖縄に住んだことがある人なら、この仕組みがわかるのではないでしょうか。
私も、パートで働いていた頃、同じように感じながら過ごしていました。
思い切って沖縄でフリーランス始めてみませんか?
ということで、おすすめしたいのがフリーランス(個人事業主)としての働き方。つまり起業することです。
「起業」と聞くと自分なんかにできないと思ってしまいがちですが、会社に所属せずに、できること・得意なことでお金を稼ぐという意味では始めやすいのではないでしょうか。
実際、個人事業主としての起業であれば初期費用は0円。税務署に行って、書類に記入して、3分もあれば完了します。
現在多くの沖縄在住者が個人事業主として起業をしており、美容系やWEB系を中心にスキルを磨いてお金を稼いでいます。
最初は微々たる収入かもしれません。でも、自分で決めたこと、自分の好きなことなので、会社に言われて働くよりも時間を費やして頑張れますよね。
沖縄でフリーランスになるメリット
それでは、沖縄でフリーランスになるとどんな良いことがあるのでしょうか。私自身が感じた魅力を5つあげてみます。
【1】頑張った分だけ稼いで自信に繋がる
まずは収入面です。もちろん最初は収入も低く、生活も大変かもしれません。
でも、自分の頑張りが対価としてお金になったとき、とても嬉しいはずです。
これを繰り返していくことで自信にも繋がります。
【2】人との繋がりで成功できる
沖縄ならではの良い部分を活かしましょう。一人での起業ですが、助けてくれる人、協力してくれる人はたくさんいるはずです。
友達・先輩・家族など、特に信頼できる人からの紹介でビジネスが上手くいく傾向があるので、周りの人の力を借りながら成長しましょう。
【3】社内の人間関係に悩まなくて済む
沖縄に限らずどこの地域でもあるとは思いますが、社内の上下関係や、人間関係が上手くいっていないと大きなストレスになりますよね。
フリーランスなら自分のビジネスの方向性さえはっきり・しっかりしていれば、無駄な人間関係に労力を費やす必要はありません。
【4】需要はあるのに誰もやっていないことが多い
求めている人はたくさんいるのに、肝心のやってくれる人がいない。沖縄にもそんなサービスがたくさんあります。
例えば・・・
- 英語の需要があるのに、リーズナブルな英会話スクールが少ない
- 女性客自体は多いのに、女性ドライバーの代行が少ない
- 中国人観光客はたくさんいるのに、中国語を話せる日本人が少ない
どうですか?自分が少しでも社会に貢献できそうなことありませんか?
こうやってあったら便利なもの、なくて困っているものを探していくのもおもしろいですよ。
【5】県外との関わりで収入アップ
最後はちょっと難易度は上がりますが、県外と提携したサービスを考えること。
所得が元々低い沖縄県内では、お金を取りたくても家計状況がわかっているからこそ、高額を請求しづらいですよね。
所得が高い県外の人との繋がりを増やしていき、例えば観光系で県外の人に求められるサービスを考えることで、思わぬ収入アップに繋がるかもしれません。
フリーランスのデメリット
もちろん良いことばかりではありません。
フリーランスになることのデメリット・注意点もお伝えしておきます。
収入が不安定
これが一番のデメリットです。安定した収入が入るまでに時間がかかります。
もし家族や親など頼れる人がいるなら、金銭面は頼りましょう。その代わり、本気じゃないとダメです。
家族や親に頼むことで自分にプレッシャーをかけ、責任感に繋がり、稼げたときの自信になります。
責任は自分でとる
自分で何かを始めたということは、必ず責任が生じます。失敗したり、上手くいかなくても他人のせいにすることはできません。
例え誰かのせいにしても、結局困るのは自分なのです。
ただ、この責任感というものは、今後の人生において大きな糧になります。大きな借金を抱えたり、取り返しのつかない失敗でなければ、何度でもやり直すことができます。
難しかったら辞めてもいい、まずはやってみること
フリーランスになって成功するかどうかは誰にもわかりません。保証もありません。
でも、挑戦することは誰にでもできます。
フリーランス(個人事業主)の起業の良いところは、開業費用がかからないこと。ビジネスのアイディアと覚悟さえあればチャンスは誰にでもあるということです。
最近では、子どもいても、起業してがんばるママも増えてきました。
無理だと決めつけずに、まずは自分にできること、やりたいことを探してみましょう!