そろそろ事業用のブログやホームページを作ろうかと考えているフリーランスのみなさん。
アメブロ?はてなブログ?Wix?無料サービスもいろいろありますが、ビジネス用のブログやサイトを作るなら、世界的にもユーザーが多く、大手企業も使い始めているサイト作成ツール「ワードプレス(WordPress)」がおすすめです。
最近では「ワードプレス」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?実際に使ってみようとトライした人もいるかもしれません。
非常に便利、使いやすい、コスパが良いというプラス意見が多い一方、「難しい」「途中で挫折した」「上手くカスタマイズできない」などのマイナス意見を聞くこともあります。
今回は、これからワードプレスを使おうと思っている方のために、初心者がつまずきやすいポイントとその対策についてシェアしたいと思います。
【1】ワードプレスの作り方の流れ
まず最初に、ワードプレスでサイトを作る際の流れを簡単に説明します。
- サーバーをレンタルする(有料:月額500〜1,000円程度)
- 独自ドメインを取得する(有料:年額1,000円程度)
- サーバーにワードプレスをインストールする(無料)
- ドメインとサーバーを設定する
- ワードプレスの初期設定をする
- テンプレート(テーマ)を選ぶ
- 外観をカスタマイズしてみる
- ページを作成してみる
- ブログ記事を書いてみる
- 便利なプラグインを入れてみる
ざっくりいえば上記のような流れでワードプレスサイトを作成していきます。
一見、難しそう、面倒くさそうに見えますが、ちゃんと順序通りにできれば、特別難しいことはありません。
とはいってもやはり無料ブログサービスほど簡単・ラクではないので、無料ブログサービスを使っていたワードプレス初心者の方にとっては難しいと感じるかも・・・。特に上の赤字部分が特につまづきがちなポイントです。
【2】難易度高め?初心者がつまづきやすい3つの挫折ポイント
ここからは、ワードプレス初心者がつまづきやすいポイントを詳しく見ていきましょう。
①独自ドメインやサーバーを理解できていない
無料ブログサービスに慣れている方や、ウェブに慣れていない人にとって一番最初につまづくのがここでしょう。
ワードプレスのサイトは完全無料ではありません。ワードプレスというシステムをインストールするためには、自分でサイトを作るためのスペース(サーバー)をレンタルして、オリジナルの住所(ドメイン)を取得する必要があります。
サーバーをレンタルしないとワードプレスのインストールはできません。サイトを作りたくてもスペースがなければ作れません。土地がないところに家が立たないのと同じ原理です。
ワードプレスは無料のブログ・ホームページ作成サービスではないので、ドメイン・サーバーと行った用語をしっかり理解しておきましょう。
対策:下調べをしましょう
フリーランス(特に個人事業主)は一人で何役もこなす働き方です。特にウェブに関する基礎知識は、これからの時代必須になってきます。
自分自身の勉強もかねて、ワードプレスの基礎知識に関してはあらかじめ本やネット(サイト)で下調べしておきましょう。
対策:わからないものはググりましょう
「わからないから無理」ではなく、まずは調べましょう。今はインターネットという無料で使える情報の宝庫があり、Google検索をすれば、知りたい情報を簡単に手に入れることができます。本を買う必要もないのです。
わからない時は、まずはネットで検索してみましょう。ワードプレスに限らず、フリーランスとしてわからないことを自分自身で解決する力は必要不可欠ですよ。そのためにもネット検索は日頃から有効活用しましょう。
②テーマサンプルのようなサイトがすぐできると思っている
続いて、ワードプレスの見た目を決める時にテーマと呼ばれるテンプレートを選択するのですが、各テーマのサンプルサイトは、カスタマイズが施されているものです。
テーマをインストールしただけでいきなり見本のようなサイトが出来上がるわけではありません。
インストールした後に、カスタマイズメニューでサイトカラーやレイアウト、画像などを変更していく必要があります。「インストールしたのに、見本のサイトと全然違う!」と諦めずに、ここから少しずつカスタマイズを行っていきましょう。
対策:慣れるまで時間をかけていじりましょう
ワードプレスのカスタマイズは、何といっても慣れが大切。自分でサイト(ブログ)を作ると決めたからには、慣れるまでとにかくいじって、使ってみましょう。
どこを触ればどこが動くのか、どこをいじればどこが変わるのか、自分の目で見て覚えていくことが大事ですよ。
対策:いろんなテーマを試しましょう
ワードプレスのテーマは公式サイトから選べるもので3,000以上もあります。
シンプルなデザインがいい、ポートフォリオのようなデザインがいい、スタイリッシュでかっこいいデザインがいい、など好みや使いやすさは人によって違いますよね。
気に入ったテーマを複数選び、カスタマイズしやすいものが見つかるまでたくさんいじってみて、自分に合うテーマを厳選しましょう。
③プラグインが使いこなせていない
最後に、ワードプレスの魅力といえばプラグイン、といえるほど便利な機能をしっかり使いこなせていないのは非常に残念。
プラグインとは、ワードプレスのシステムをさらに使いやすくするための拡張機能のこと。例えると、スマホの使い勝手を良くするために便利なアプリを入れるような感覚です。
このプラグインを上手く使えていないと、ワードプレスを使っていてもどこか不便と感じてしまうかもしれません。
対策:便利なプラグインを検索しましょう
ワードプレスインストール初期は最低限のプラグインしか入っていない状態です。
そこから自分でプラグインを新規追加していくというスタイルなので、最初はネット検索で便利なプラグインを調べてみましょう。
プラグインを紹介しているサイト・記事はたくさんあるので読んでみるといいですよ。
【3】こんな人はワードプレスで挫折しやすいかも…
最後に、上記のつまづきポイントを踏まえた上で、ワードプレスで苦労する可能性のあるタイプを3つ挙げます。以下に当てはまる人は、お金をかけてでも業者やプロに頼んだ方がストレスなく作成できるでしょう。
調べたり説明を読むのが苦手な人
ワードプレスは手順通りに進めていけば、比較的わかりやすく使いやすいツールです。しかし、手順を無視したり、説明をしっかり読まずに進めてしまうと、システム異常を起こしたり、思うように動かなくなったりしてしまいます。
ワードプレスの基礎知識を学ぶために調べたり、ワードプレス攻略サイトの記事をしっかり読み込むのが苦手な人は、サイト作成まで非常に苦労するかもしれません。
とにかくラクに早くサイトを作りたい人
ワードプレスが難しいとは思いませんが、無料サービスのようにラクではありませんし、作り上げるまでに多少の時間はかかってしまいます。
とにかくラクに早く作りたい人は、ワードプレスに慣れる前にイライラして挫折してしまうかもしれません。
細部まで思い通りにサイトを作り上げたい人
ワードプレスは基本的にテーマというテンプレートを元にカスタマイズしていくスタイルなので、細部まで自分の思うように変更するのは難しいです。
その代わり3,000以上のテーマがあるので、その中で自分のイメージに近いものを探しましょう。
細部にまでこだわりたい方は、ある程度のお金を出してもウェブ制作会社に依頼する方が納得いくものが作れるでしょう。(ただし業者に依頼した場合、制作費に20〜50万円ほどかかります。)
まとめ:講座などに参加して勉強しましょう
以上、今回は初心者がワードプレスでサイト・ブログを作る際につまずきやすいポイントと対策、そしてワードプレスで苦労しがちなタイプも合わせてご紹介しました。
ワードプレスが簡単か難しいと感じるかは本当に人それぞれ。
ウェブが苦手な人にとっては難しいと感じて敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、ウェブ基礎知識が必須となるこれからの時代を生き抜くためにも、ぜひフリーランスとしてはワードプレスに挑戦してもらいたいですね。